名古屋市名東区の司法書士 酒井健のブログ

第1回 最強の旅カメラ選手権

筆者
筆者

旅行けば写真を撮る機会が多いと思いますが、どんなカメラがいいのでしょうか?

私なりに考えてみました。

この記事が皆様の旅カメラ選定の一助となればと思います。

旅カメラを選ぶ基準

旅カメラを選ぶ基準として当ブログでは次の基準があると考えました。なお、私自身は自撮りをほとんどしませんので、自撮り要素は考慮しておりません。

大きさ(可搬性)

小さければ小さいほどいいです。あるあるの話なのですが、カメラを買ったのはいいものの結局持ち歩かないというケースが結構あるものなのです。

ミラーレスカメラを持っている私ですらカメラを持ち出すのが億劫になることは結構あります。

重量(可搬性)

こちらも軽ければ軽いほどいいです。理由は大きさの項と同様です。

ズーム方式(画質)

ズーム方式は、大きく分けてデジタルズームと光学ズームの2種類があります。

デジタルズームとは、画像を電子的に拡大します(トリミングに近いです)。一方光学ズームはレンズの配置をずらして画像を拡大します。

光学ズームの方が画質の劣化は少ないですが、機構が複雑であるため大きく、重く、高価になる傾向があります

なお、スマートフォンで複数レンズを用いている機種については、広角レンズ・望遠レンズを組み合わせてズームしている機種もあるようです。

センサーサイズ(高感度耐性)

写真の画質を語るうえで最も重要な要素がセンサーサイズです。

従来のカメラはフィルムに光を当てて画像を保存していましたが、デジタルカメラではこのフィルムにあたる部分が「センサー(イメージセンサー)」と呼ばれています。

このセンサーの性能によって写真の画質が変わります。

一般的にセンサーサイズが大きくなるほど、画質は良くなり、暗いところでも鮮明な画像が撮れ、高価に、重く、大きく、扱いにくくなります

参考記事として、センサーの違いによる違いをまとめた記事を貼っておきます。

価格

価格に関しては基本的に値段が高いほうが高性能・高画質になります。価格に関しては皆様の懐事情によって変わるでしょうから何とも言えませんし、コストパフォーマンスの感覚は人それぞれですので、今回の基準には入れないこととします。

出場者

私が今までで使ったもので比較してみました。

スマートフォンのカメラ

多くの方が持っているスマートフォンにばカメラ機能がついています。かつては電話のおまけみたいなものでしたが、近年ではその性能は進化しています。

スマートフォンの最大の利点は必ず持ち歩いていることです。写真を撮りたいときにカメラがないとどうしようもありません。

また、全ての仕様がスマホの画面表示することに最適化されていますので、スマホで見る分には全く支障がありませんし、むしろきれいに見えることもあります。

ただし、センサーサイズが小さめなので暗いところには滅法弱い点にも注意しなくてはなりません。

RX100初代(ソニー)

RX100作例(京都二条城)

続いては、ソニーのRX100シリーズです。私が使用していたのは2012年に発売された初代の機種になりますが、その後第7世代まで発売されています。
このシリーズは、静止画、動画ともに使うことができます。

可搬性はそこそこといったところですが、ズームが光学式であることとセンサーサイズが1インチと比較的大き目です。

1インチセンサーなので、一眼カメラほどの画質ではありませんが、ISO3200くらいであれば使える個人的に画質だと思います。ISO3200であれば真っ暗なところでなければ対応できると思います。

以上のことから、超望遠や超広角が必要でなければ、個人的に旅行カメラとしては最もおすすめです。ただし、初代は安いときであれば3万円台で買えたのですが、現行機種は10万円程度とコストパフォーマンスは良くありません。

初代のRX100は生産中止になってしまいました。後継機はいくつか出ていますが個人的にこちらの機種をお勧めします。

このリンクから商品を購入されると、購入金額の一部が当サイトの収入となります。
皆様のお買い物のついでにご支援いただけますと幸いです。

※なお、カメラ機器は執筆時現在高騰していますので、何社か比較してのご購入をおすすめします。

X100F(富士フィルム)

X100F作例 ※ISO12800

続いては、富士フィルムのX100シリーズです。私が使用していたのは2017年に発売された4代目の機種になりますが、その後第5世代まで発売されています。
このシリーズは、ほぼ静止画専用機です(動画は手振れ補正がないので三脚に据え付けるしかありません)。

可搬性はあまり良くなく、ズームもデジタルズームしかありません。またセンサーサイズがAPS-Cと大きく、一部のミラーレスカメラよりも大きかったりします。

ただし、APS-Cセンサーなので、一眼カメラ同等の画質ということになります。
ISO12800くらいであれば使える個人的に画質だと思います。ISO12800であればほぼ全ての場面で対応できると思います。

以上のことから初心者の方にはお勧めしません。しかし、私のようなオタクには刺さる機種であります。
現行の第5世代は15万円を超える値段でもあり、それなりにカメラに詳しい方が手にする機種だと思います。

現在の最新版はこちらのリンクにあるX100Vです。

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GoPro HERO8

続いては、GoProシリーズです。私が使用していたのは2019年に発売された8代目の機種になりますが、その後第11世代まで発売されています。
なおこのシリーズは、ほぼ動画専用機です。

可搬性はとてもよいのですが、ズームもデジタルズームしかありませんし、センサーは小さめです。

おそらくスマートフォンと同じ大きさのセンサーなので、暗いところには滅法弱いです。しかし、高い動画性能と高い耐衝撃・防水性を誇る機種であります

以上のことから静止画の旅カメラとしてはあまりお勧めできませんが、動画を撮られる方、特にアウトドアで使われる方にお勧めです。

現在の最新版はこちらのリンクにあるGoPro HERO11です。

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Insta360 ONE R 1インチ版

最後は、Insta360 ONE R 1インチ版です。この機種は、レンズを変えることによって360度カメラや1インチのカメラに変更することができるという個性的なカメラです。
なおこのシリーズは、ほぼ動画専用機です。

可搬性はそれなりによいのですが、ズームがデジタルズームでありますが、センサーサイズが1インチと比較的大き目です。

1インチセンサーなので、一眼カメラほどの画質ではありませんが、そこそこ暗いところにも強いです。ただし、同じ1インチセンサーのRX100よりは暗所性能は若干弱めのような気がしますが、普通のアクションカムと比べるとその差は歴然です。

ただし、動作がもっさりしていたり時々フリーズしたりするので、初心者の方にはお勧めできません。

現在の最新版はこちらのリンクにあるInsta360 ONE RSです。

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今私が買うのなら

最強の旅カメラとは?

最強の旅カメラ、それはスマートフォンです。

やはりスマートフォンの可搬性は素晴らしいです。また新しいiPhoneなどは結構きれいな写真を撮ることができます。

そうは言ってもこの記事をご覧の方は何かしらのカメラのご購入を検討していると思いますので、そのような方へのおすすめを記したいと思います。
(価格を無視すれば)RX100シリーズをおすすめしておきたいと思います。やはり大きなセンサーの絵は素晴らしいものがあり、そのバランスが一番整っています。また、もし使わなくなったときにもそれなりの値段で売却できるからです。

比較表

機種大きさ重量ズームセンサー
サイズ
総合評価
スマートフォン小さい軽いデジタル
ズーム
小さい
RX100(初代)普通普通光学ズーム大き目
1インチ
X100F大きい重いデジタル
ズーム
大きい
APS-C
GoPro8小さい軽いデジタル
ズーム
小さめ
Insta360 ONE R小さめ小さめデジタル
ズーム
大き目
1インチ