名古屋市名東区の司法書士 酒井健のブログ

取るに足らない話-コピー用紙にこだわる

補助者
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司法書士の数少ない「仕入」ともいえるコピー用紙はどこで買っていますか?

本職
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個人的にはイオン一択です。

大規模な司法書士法人などでは、アスクルなどでA4用紙を箱買いなどしているかと思います。

しかし、私のような微風で吹き飛んでしまうような事務所では、コピー用紙を大量購入をすると保管の手間があったりするので、買い置きのメリットは多くありません。

そうすると、私は通常ワンロット(500枚)単位で購入しますが、いったいどの用紙を買うのが最もコストパフォーマンスがいいのでしょうか?

この記事をご覧いただくと、小規模な事務所に最適なコピー用紙がお分かりいただけるかと思います。


こだわると深い世界

A4とは国際標準化機構(ISO)で定められた紙のサイズの規格の一つで、横210mm×縦297mmの長方形の用紙です。

現在、多くの公文書は、A4横書きとなっていて、司法書士が作成する登記申請書や訴状などもA4で作成することとなっています。

しかし、この世界には同じA4規格であっても厚さ(JIS規格ですと60g/㎡ から105g/㎡の範囲内)や、白色度、再生紙の使用の有無など様々なA4用紙が存在します。

ちなみに登記申請は、「A4の用紙を使用し、紙質は長期間保存できる丈夫なもの(上質紙等)」と指定がされています。

そこでこの記事では、細かい話ではありますけども、司法書士が購入すべきA4用紙について考察していきます。

ちなみに司法書士業務では、A3で登記原因証明情報や各種議事録を作成することもままあります。
A3のプリントが必要かどうか迷っている方は、こちらの記事も併せてご参考ください。

結局イオン一択

ワンロットの価格の相場は?

AmazonやヨドバシカメラなどのECサイトで調べてみますと、A4用紙500枚入りで500円から1000円ほどしています。

私の肌感覚では、ホームセンターで400円くらいかなというイメージです。

以下この記事内では、A4で500枚入りを1ロットとし、その価格を表示しています。また、価格は変更される可能性があります。

トップバリュー商品

イオングループのお店では、トップバリュ名義で328円(税込価格)でコピー用紙が購入できます。また、A4以外にもA3サイズなどの取扱いがあります。

おすすめ用紙はこれだ!

紙の厚さは67g/㎡と一般的な厚さです。色は真っ白というわけではなく、若干黄ばんでいることも否定できませんが、許容範囲でしょう。むしろ私のように視力が悪い人間にとっては、優しい色のような気がします(笑)

ところでイオングループでは、毎月20日と30日にイオンカードなどを利用して支払うと5%引きになりますから、さらにお得に購入いただけます。

余談ですが、ここにイオンカードのアフィリエイトリンクを張ると、私にいくらか紹介手数料がいただけるのでしょうか?(笑)

本職
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ちなみにこの用紙は再生紙ではありませんが、FSC認証取得のとことで、多少は「ロハス」なんじゃないかと思います。

ベストプライスはダメ

同じくイオン株式会社が販売するベストプライス名義のコピー用紙もあります。

私が知る限り、コピー用紙の最安値がこの用紙で、価格は272円(税込価格)です。しかし白色度が足りなりないのとペラペラなので、各所への提出用してはダメです。
昔小学校で配られた「わら半紙」と「白色のコピー用紙」の中間みたいな紙質です。

テストプリントなら使えるとかそういう問題でなく、ダメです。官公庁やお客様への提出用としては貧弱すぎます。

カインズホームは惜しい!

カインズホームセンターでも、328円(税込価格)の用紙があります。価格も白色度もちょうどいいくらいなのですが、60g/㎡と薄めなので、司法書士業務用にはお勧めはしにくいです。

この用紙はその薄さを生かして、大量の資料を印刷して保管することに向いているような気がします。

A4とA3に統一する

B版は持て余す

かつて日本の公文書は、日本の独自規格であるB版を使用していました。

B版の申請書は、今でも法務局窓口での全部事項証明書の書面申請書や法人の印鑑届出書、印鑑証明書交付申請書などに利用されています。

しかし、今やA版が主流であり、全部事項証明書などの各種交付申請書もA4で提出しても問題なく受理されます。

従来B版で作成していたものは、A判で作成すればいいだけですので、B版の購入を見送ることによって、用紙の保管という無駄なコストを削減できます。紙の在庫の有無で、掃除の手間が格段に違います。

本職
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私がかつて勤務していた事務所は、A4用紙を毎週コピー機に補充するような事務所でしたが、B5の用紙については、勤めていた8年間に数回しか補充した記憶がありません。

A5以下も持て余す

そもそも業務で封筒、はがきを除いてA5以下の用紙を使ったことがありません。A5を使った記憶と言えば、前の職場でリクルートビラを印刷した程度ですが、それもA4で印刷して半分で切りましたから、あえてA5を選択する理由は薄いと思います。

本職
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私がかつて勤務していた事務所は、A4用紙を毎週コピー機に補充するような事務所でしたが、A5の用紙については、勤めていた8年間に1回も補充した記憶がありません。


司法書士の執務姿勢としては、印刷物はできるだけA4に標準化し、どうしようもない場合(お客様の押印箇所削減による負担軽減など)にA3を使うという運用を個人的におすすめします。

本職
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A4の汎用性は非常に高いです。

そのため開業当初はA4で全部業務をしようと考えていましたが、諸事情により現在はA3も併用しています。その顛末はこちらから。